放射線系の基礎知識をまとめてみた

Posted on

放射線系の基礎知識をまとめてみました。n番煎じなところはあるかもしれませんが、基礎知識は書いてある場所が多いほうが見やすくていいと思ったので、書いてみることにします。間違いがあった場合はコメント欄にぜひお願いします。斜線部は、あまり重要ではない事柄です。


放射線とは、放射能とは

放射線とは、物質の持つエネルギーが小さくなるときに、それの埋め合わせとして出てくるエネルギーを持つ粒子や電磁波のことです。また、放射線をよく放出するような物質自体や放射線を発する能力を持つことを放射能といいます。不安定な原子が壊れて、より安定した別の原子になる反応のことを崩壊といい、放射能を持っていると言えます。特にこの反応で生まれる放射線は強いエネルギーを持っています。主に現在原発事故の二次災害的に問題になっている事象はこれのことです。

なお、原子内の中性子の個数によって安定不安定が違います。原子としては同じですが、中性子の数が違うものを同位体、と言います。放射線を出す同位体を放射性同位体、などといいます。

原子の崩壊については半減期という崩壊の速さの度合いがあります。半減期が大きいほど、少なくても放射線の放射する量が多くなります。

被曝と影響する理由について

放射線を浴びてしまうことを被曝といいます。被曝すると、体内で電気的に安定していた物質が、プラスとマイナスの性質を持つ物質に引き離されて体の成分となっていた物質を破壊してしまいます。特に、体の設計図とも言われる遺伝子を破壊されてしまうと細胞は正常に細胞分裂ができなくなってしまいます。ちなみに、体にはそんな細胞を破壊する仕組みがきちんとあります。

セシウム、ヨウ素などが問題となっている理由として、崩壊しない安定な構造の原子と、崩壊する不安定なものを体が見分けることが出来ずにどちらも吸収してしまうためです。

単位について

ベクレル(Bq)、1秒間に放射性物質が壊れて放射線を出す回数を意味しています。この数が半分になる半減期を知っていれば、その物質自体の量も計算できます。

シーベルト(Sv)とは、例えば人間などの生物1kgに、吸収されるエネルギーの大きさを意味しています。生き物に対して、放射線の種類(アルファ線、ベータ線、ガンマ線等..)によって影響するエネルギーの大きさは変わってきます。/hがつくと、「1時間あたりの」を意味します。また、この値を聞く場合、この時間の長さに気をつけてください。1ミリSv/hと1ミリSv/年では、全く大きさが違います。

なおベクレルに関して言うと、放射線のエネルギーは考慮されておらず、エネルギーと放射線の種類による大きさの計算を行わなければなりません。放射線のGM計数管等で計測する場合、推測でしか線量を知ることはできないのはこのためです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>