Month: 7月 2012
数学とか物理とかの間違いに気づくこと(単位編)
今日もちょっとした読み物を作ってみました。
数学の問題や物理の問題を解いているとき、ちょっと不安になる時があると思います。そのひとつには単位の次元を考えることが大切だったりします。結構初歩的なことかもですが、一応考えて行きましょう。
結論から言いますと、同じ単位(単位系)のもの意外を足したり等号で結んでいないかを確認しろ、ということです。
m[kg]a[m/s^2] = m[kg]g[m/s^2]h[m] とは普通なりませんし、逆に左辺に1[m]を掛けている場合も、その1[m]をしっかり書いておくと間違いが少なくなります。
単位は基本の単位を組み立てられてできている
単位とは「量を数値で表すための基準となる、約束された一定量のことである。」(wikipedia) ということですが、実際身近にはメートル、キログラム、後はボルト、ワット、ラジアン等色々あります。更にそれらの中にも基本単位と組立単位と、補助単位があります。現在日本でよく使われている単位はmksA単位系で、長さをメートル[m]、質量をキログラム[kg]、時間を秒[s]、電流をアンペア[A]を基本単位として使っています。これらを組み立てて他のニュートン[N]等の単位も作られています。
例えば、
力 1ニュートンは1[kg]の質量のものに加速度1[m/s^2]を加える量(
)ですから、質量と加速度をかけてニュートン[N]=[kg m/s^2] とわかります。
間違いの理解とか
計算式、例えば
$latex \frac{1}{2}mv^2 = mgh $$
という運動方程式があるとして、それぞれの単位を見ていきたいと思います。
左辺の単位は
となります。左辺も同様に
と同じ単位となります。
また、同様に
というように、足し算はいつでも単位が等しくなければなりません。また、単位系が違う場合も厳密には、例えば、カロリーcalとジュールJをたそうとした時には、どちらかに変換係数をかけなければなりませんから、結局そのまま足すことはできません。
例えば
という感じです。
したがって…
同じ単位で足しているかどうか、単位は同じで比較しているかを確認していけば、最低限間違いは少なく出来るのではないでしょうか.
Tex環境の入ったサーバーに、Dropbox経由でオンデマンドな変換をする仕組みを作った。
dnotifyとDropbox、あとTex環境を導入しているサーバーで、これを実行すると自動的にtexを変換してくれます。なお、エラーはすべてすっ飛ばして出力されますので、詳細はログを見てください。
変更のタイミングはCM(ファイル作成時、ファイル変更時)です。変更が終わったファイルはすべてComplete_Sourceに移されます。
#!/usr/bin/perl
#my $dir=”/home/user/dropbox/Latex”;
open(IN,”dnotify /home/user/dropbox/Latex/Source -CM -e ls -1p {} | “);
while(<IN>) {
if(/\.tex$/) {
chomp($file=$_);
system(“platex -output-directory=$dir/Output -kanji=jis -interaction=nonstopmode $dir/Source/$file”);
system(“mv $dir/Source/$file $dir/Complete_Source”);
}
}close(IN);
exit;
これを適当な名前で保存して、(例えばontex等、)その後このファイルのパーミッションを755にした後、
./ontex &
という風に、最後に&をつけて実行してあげます。
Dropbox内のファイルに、Latexというフォルダを作り、更にその中にSource,Output,Complete_Sourceというフォルダを作ってください。
すると、どこから入っても自動更新が行われます。